医療用個人防護具の代替品 性能評価と作り方

評価は一般社団法人 職業感染制御研究会有志らによる

クリアシートとメガネで作るフェイスシールド

概評
作りやすく医療機関での使用も適応可
考案者
株式会社 吉岡徳仁デザイン事務所 吉岡徳仁 氏
公表日
評価日

総合評価

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作製は容易。COVID-19対応シーンでもある程度使用可能である。ただし、エアロゾルが発生する気管挿管等や至近距離での咳・くしゃみで防御されるのは前部と側部の一部のみで、上部・下部からの汚染が回避できないことに留意する。頭部から取り外す時に汚染部に触れることはないが、眼鏡のフレームから外す際には、面体の前面に触れないよう、注意を要する。

用途早見表

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エアロゾル発生処置等
NG
発熱外来
OK
一般診療
OK
観血的処置(採血等)
OK
病院受付業務
OK
介護施設
OK

エアロゾル発生処置:気管挿管、喀痰吸引、気道検体採取など、気道にアプローチする処置。

作り方

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出典: NEWS | TOKUJIN YOSHIOKA + TYD

評価詳細

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規格等
JIS規格等の準拠に相当すると思われるか 非準拠
飛沫防護性
正面および上部等からの飛沫の進入を十分に防げるか
5段階中 3
運動フィット性
小走りや振り向きなどの運動でズレないか
5段階中 3
快適性
息苦しさや接触などの不快感が防止されているか
5段階中 4
使用耐久性
使用中に想定される衝突や引っかきに耐えるか
5段階中 3
消毒耐久性
アルコールや次亜塩素酸ナトリウムによる除染・消毒に耐えるか
5段階中 4
作製容易性
作製に特別な練習を必要としないか
5段階中 4
省コスト性
材料の価格や入手などのハードルは低いか
5段階中 5
再利用性
適切な除染・消毒による再度利用は可能か
5段階中 4

このアイテムは、臨床での使用に基づくレビューを募集しています。お送り頂いたレビューは匿名を厳守し、評価精度の向上に役立てます。

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使用上の注意

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  • 作製時、メガネのツルを挿し込む穴を大きくし過ぎると防護性能が損なわれるので注意
  • 利用するクリアファイルによって視認性が低下する
  • メガネから面体を取り外す際に、汚染された面体に手を触れないようにする
  • 消毒の際は、消毒剤とクリアファイルの素材との相性に注意

クリアファイルには素材の規定が無いため、以下に消毒剤と素材の相性を示す。

消毒剤と素材の相性

拭き取り除染後アルコール噴霧消毒

⭕可能なもの:
PE(ポリエチレン)
PP(ポリプロピレン)
❌不可能なもの:
PET(ポリエチレンテレフタール)

次亜塩素酸ナトリウムによる拭き取り

⭕可能なもの:
なし
❌不可能なもの:
PE(ポリエチレン)
PP(ポリプロピレン)
PET(ポリエチレンテレフタール)

改良案の募集

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上部と下部からの汚染を防護し切れないため、それらの点が改良されると救急外来などのシーンでも使用を推奨できます。

透明シートを型紙に沿って切るだけという製作の容易性が非常に高く、メガネによりフィット性も担保されるという点では優れたデザインであると思いますので、上述の点の改善案がございましたら、考案者の方または当ウェブサイトの問い合わせメールアドレスまでご一報頂ければ幸いです。